製作チーム
オリエント4C's・ダイアート三枝 共同製作作品
『舞翔 BUSYOU』が
JJAジュエリーデザインアワードに入賞

日本で最も権威あるジュエリーコンペディションとして
デザイナー・クラフトマンシップの才能を国内外に発信する「JJAデザインアワード2023」。
創造性豊かな41作品が集まった第一部門の「プロフェッショナル部門」から、
「山梨県知事賞」を受賞しました。
Concept コンセプト

■舞翔 BUSYOU
あらゆる既成概念が変化する現代に、狭義の枠から舞い立ち、新時代を生きるイメージを蜻蛉の羽で表現しました。鑑賞も楽しめる自立構造で装飾品とオブジェの概念に囚われない事と、性別の枠を超えたユニセックスな雰囲気を大切にデザインしました。
Design デザインについて

■装飾品の枠を超え、オブジェとしても
ジュエリーリフォームをビジネスとして展開している当社では使われずにしまったままになってしまうジュエリーを多く見てきました。そこに寂しさを感じ、せっかくジュエリーを0から作り上げるなら、身につけていない時も“オブジェ”として“見て楽しめる”ジュエリーになるよう、バングルが自立し、360度どの角度からみても美しく見えるよう、デザイナーと職人、プロジェクトチーム内で改良を重ね続け実現したジュエリーです。

■モチーフの表現
蜻蛉の羽を表現するための多数の穴を、ひとつひとつ鋸を使って手作業で抜いています。
レーザーカットでもできることをあえて手作業にすることで、幅や間隔、構造が"そろっていない"生き物らしさを表現しました。

■精密なダイヤモンドセッティングと立体造形
コンセプトにある“オブジェ”の実現の為に、蜻蛉の羽モチーフの三層構造の透かしパーツは、強度と立体感を両立を適えたこだわりの部分です。一般的なジュエリーには無い広い面積のパヴェセッティングは、地金の収縮を加味したメレダイヤモンドの配置計画を何度もやり直し、面として輝くパーツを実現することができました。

■グループ内での連携した計画
当作品ではリングの鋳造を甲府市のダイアート三枝が行いました。
オリエント・ダイアートグループでは、ジュエリー製作のすべての工程がグループ内で可能です。それでも今回のような大型のジュエリー製作には綿密な計画と連携が必要でした。
デザインチーム、東京・山梨の各職人チーム、プロジェクトチームが連携し、スムーズな進行を可能にしました。
Specification 仕様

■アイテム
バングル・リングセット
■素材
Pt900・K18・黒色ロジウムめっき
ブラック・ダイヤモンド/ダイヤモンド
■デザイナー
株式会社オリエント4C's 加藤 かおる
■製作者
株式会社オリエント4C's 種村 弥
株式会社オリエント4C's 永元 敬吾
株式会社ダイアート三枝 壺屋 孝昭