DX Initiatives DXへの取り組みについて

オリエント4C’sのシステム投資に対する考え方

私たちは創業初期から今日まで、約40年間絶え間なくシステム投資を続けています。当時のジュエリー会社としては稀な大規模メインフレームの導入から始まり、オフコンへの切り替え、オンプレPCサーバーを使ったB to B専用サイトの構築、グループ全体を統合したクラウドへの移管と、時代や技術の変遷に合わせてシステムのアップデートを行い、システムと共に事業が成長してきました。

"「もの作り」の競争力" は、仕事の工夫から生まれる

また

システムとは「仕事のやりかた」を具現化したものであり、
工夫に合わせて常にカスタマイズできなければ、企業としての競争力を維持できない

この二つの想いを、現経営陣とシステム開発チームが強く共有し、仕事の現場に落とし込んで日々活動しています。
既存の仕組みやパッケージ化されたソフトを導入することはけして悪い事ではありませんし、コストパフォーマンスに応じて活用が必要な分野も沢山あります。 しかし我々が主戦場とするジュエリーの仕事においては、世界に一つしかない独自システムの構築が競争力の源泉になり、会社の浮沈に大きくかかわると強く感じています。

現場の工夫に合わせたカスタマイズ可能なシステムを構築し活用する事で、継続的な成長(DX)を実現する。変化の激しいVUCAの時代、しなやかでユーザーに優しく、且つ信頼性が高いシステムの構築を目指し、新しい取り組みを進めています。

DX戦略

  • 業界のプラットフォーム基盤を目指す

    DXはオリエント4C’s単体のみではなく、 ダイアート三枝 を含めたグループ全体をスコープにしております。 これにより製造・卸売・小売まで一貫した業務ノウハウを開発チームに集約して新システムの構築を行っています。 さらにこれら機能は公開APIを通してシステム連携できるようにすることで、お客様や協力会社様の業務支援ができるプラットフォーム基盤として構築を進めています。

  • クラウドへ移行しIaaSやサーバレスを活用

    オリエント4C’sはこれまでオンプレサーバ中心のシステム運用を進めてきましたが、DXプロジェクトではクラウドベースのシステム構成となり、耐障害性、可用性、保守性等の向上を図り、SaaS,PaaS,IaaSを始め、サーバレスサービスを活用したシステム基盤とすることで、業務レイヤの開発にリソースを集中できるようにします。

  • マイクローサービス構成とアジャイル推進

    マイクロサービス構成でシステム構築を行うことでプロダクト単位での意思決定を素早く行うことが可能となります。
    さらにその構成の上で細かい要件単位でプロダクトを改変するアジャイル開発にてプロジェクトを進めています。それらの開発体制を通して生産性とデリバリーの向上を図ります。

  • 組織全体のITリテラシ向上と情報セキュリティマネジメント強化

    システムという枠組みだけを変えるのではなく、それを利用する現場の人たちへの社内教育も行い、組織もDXの対象となっています。
    システムを利用する従業員のITリテラシ向上にむけ、定期的なセキュリティ教育や改善を進めていきます。

  • レガシーからの脱却

    レガシーとは単純に古い技術から脱却するという話だけではなく、目的の分からない仕様や煩雑なオペレーションもレガシー構成要素と捉え、そうした因子はDXを通して改善を行うことで、属人化回避や人手不足の解消につなげていきます。